
御年70才になる私が、
本気でダイエットしなければというと、
夫は痩せているより太っている方がいいよと言う。
シニアのダイエットは必須です。
気休めな慰めなど夫の口からは聞きたくない!
少しやせた方がいいよと言って欲しいわ。
だって、私たちが出会ったとき、
夫は私の外見に惹かれたのは確かよ!(笑)
痩せすぎは病的に見えるから、見た目も悪いわね。
夫はそのことを指して言っているのだろうが・・・
70歳、いいえもうすぐ71歳になるのよ。
人生100年時代になったというけど
私はこれから何十年生きるのだろう?
最低でも10年は生きるでしょう。
だったらもう少し綺麗でいなければと思う。
そもそもダイエットとは健康が前提なのです。
高齢者で足腰悪い人は太りすぎの人が多いですよね。
足が悪い、腰が悪いと言って我がままになっていく。
そう、身体の不調をウリにして大事にされたがるのね。
でも口だけは動きが止まらない年寄りが多いこと。
あの婆さん、口だけは達者なんだから・・・
そんな陰口叩かれる高齢者にはなりたくない!

「そこの婆さん!」とは呼ばせない!
私は死ぬ間際まで若々しく魅力的でありたい。
この気持ちが大事だと思う。
絶対に「そこの婆さん」と呼ばせない。
そんな強いオーラを醸し出していたい。
10年前は60歳、案外私は若く見えた。
服も9号サイズ、一般的にMサイズであった。
ほぼ若い時からサイズは変わらなかった。
試着しなくてもほぼお直しなしでイケた。
だからエネルギーに満ち溢れていたし
確かにモチベーションが高かった。
だから、自分のメソッドで起業し会社を設立した。
流石に70歳の今、基礎代謝の衰えは目に見えて
体の隅々にまで表れている。
相変わらず医者知らずではあるが、
外見の衰えは隠しようもなく
10年という時間を感じずにはいられない。

恐怖と体重増加の関係
人生70年で世界中がマスク着用し
見えないウィルスに怯える時代が来るなど
想像さえしたことがない。
世界は平和であり続けると思っていた。
ところが一瞬にして地球は恐怖に包まれた。
私は意外なほどショックを受けていた。
そして、ほとんど外出もせず自粛していたら
体重は3キロも増えてしまった。
人間は守りの体制に入ると「姿勢」が悪くなる!
この半年で全体的に前のめりになっているのがわかる。
攻撃的な人間は身体(筋肉)に力が入るため姿勢がいい。
猫背のイキのいいお兄さんの攻撃性とは別物だ。

ダイエットは姿勢から
姿勢が悪くなっているのはお腹に力が入らないからだ。
つまり腹筋が弱くなっている証拠である。
お腹周りに脂肪がつくのは腹筋が衰えているからで
腹筋さえ回復すればお腹の脂肪も落ちる。
というわけで腹筋運動をあれこれやってみるが
思い付きでやったところで長続きしない。
ほぼ3日坊主で終わる。腹筋運動はつらい!
3日坊主の原因は思い付きということである。

ダイエットは脳でする
脳は元の「ぐうたら生活の幸福感」を記憶している。
脳はキツイ思いが嫌である。楽したい・・・
つまり、脳は快楽を求め、
不快を避けるようにできているから・・・
だから、元の「ぐうたら生活」に引き戻そうとする。
これをホメオスタシス、つまり恒常性という。
この恒常性のため多くの人がダイエットに失敗!
ダイエットに成功した人でも程なくリバウンド。
ここまでのところで分かる人には分かるはず。
ダイエットは脳のとの闘いである。
つまり自己管理、脳の管理ということである。
脳の管理とは、どすればいいのだろう。
それは、ぐうたら生活の幸福感よりも
もっと「上質の幸福感」を
イメージできるようになることだ!
上質の幸福感とは、ダイエットがもたらす成功である。

肥満は下層階級の象徴
太っていることは自己管理能力がないと評価され
従って、部下の管理などもってのほかと
アメリカ社会では出世の対象から外される。
アメリカのエグゼクティブが
必死で健康管理にいそしむのも頷けるというもの。
肥満大国のアメリカではセレブの肥満は少ないが
下層階級の超肥満は多く、これはアメリカの恥!
バーガーにコーラ、アイスのサイズは半端ない。
どこまで食べたら彼らの脳は満足するか?
肥満はただ太っているだけでは片付けられない。
肥満は肥満病というれっきとした病気である。
下層階級の人に病気が多いのはアメリカに限らない。
日本でも同じ現象である。貧しい人ほど太っている。

ラクして痩せる甘い誘いの罠
TVではダイエットサプリ、健康サプリ、
美容サプリなどが洪水のように流されている。
太っている人や足腰悪い人にとっては
見るものすべて効きそうになるはず。
太っている人、病気の人はいいカモである。
太るもの食べて痩せるサプリを口に入れる。
つまり、いつも口に何かを詰め込む習慣から
離れることができない。
多くの人は楽して痩せようと思い
楽して健康になろうと試みる。
そして結果が出ないと言っては
また次のコマーシャルに目が行く。
繰り返しになるが
脳は苦痛を伴うことはしたくないのだ。
太る食べ物のほうが美味しいに決まっているし
運動はきついに決まっている。
どこまでも他力本願で
脆弱な精神はわずかな賽銭で神にすがる。
しかし、神も仏も我がままをお許しには
なろうはずもない(笑)
昔から神様は残酷なのである。

肥満症の人は口の病気
さて、話を戻そう!
ダイエットも病気も「姿勢」の問題である。
ダイエットできない人も病気になる人も
依存度が高い!依存症である。
太っている人は食べ物依存症。
病気の人は病気に逃げ込んでいる訳である。
本気で痩せようとか健康になろうとしない。
そして挙句に見捨てられまいと騒ぐ。
国が悪い、制度が悪いと・・・
フロイトの発達理論の「口唇期性格」には
摂食障害は乳児期にオッパイを満足に
与えられなかったという。
つまり、大人になっても口寂しいわけである。
全てのことにも言えるが、
調子がいい時は見えないことが
ストレスがたまると、脳はそれを補おうとする。
そのため、自分の一番弱いところが露呈する。
つまり、すべての原因はストレスが原因。
まずはストレスの原因を知り、
ストレスを軽減しなければダイエットは成功しない。