終活などおやめなさい!大事なのは死生観です!

人に迷惑をかけてはいけないという刷り込みは・・・

日本人は、人に迷惑かけるなと言って育てられる。
若い夫婦は一様に、生まれたばかりの赤ちゃんに、
人に迷惑をかけない人間になって欲しいとコメントする。

いったいこの世に
他人に迷惑をかけない人間が何処に存在するというのか?
もっと違った表現できないものかと、いつも残念に思う。

言われなくても、他人に迷惑をかけたくないよ!
誰だって・・・。
そうは思っていても、人は大なり小なり
いろんな人に迷惑をかけながら生きていくのだ。

誰にも迷惑かけない生き方とは

人と人が隣り合わせにいること自体が迷惑な話である。
集合住宅、つまりマンションのお隣さん。
名前すら知らないし、いつ引越ししたかも知らない。
という人は多いはず。


ちょっとの物音やペットや子供の声が気に入らない。
気になりだしたらいよいよ気になって文句を言う!
顔も名前も知らない住人達だから言いやすい。

子供もいないしペットも飼っていないから
物音を立てることもない。
だから自分は正しい住人であると思っている。

挨拶ぐらいはするが会話することもない。
そんな生き方が当たり前になっているから
弱者の気持ちなど分かろうはずもない。

高齢者施設の現状など悲惨なものである。
現代の姥捨て山と言っても過言ではない。
連絡しても身内の反応など冷たいものであるとか。

十分な年金を支給されている親には子供が会いに来るという。
そして、施設側に手厚い介護を要求するとか・・・
これも一つの現実である。

終活は家族や大事な人との関係性の見直し!

終活とは「死に支度」のことである。
自分が死んだ後、家族や周りの人に迷惑かけないための生前整理である。
つまり、生きてきたことの後始末をつけるということである。

超現実的なことばかりで
要介護になった時の保険の準備は大丈夫か?
もしもの時の葬儀はどうするか?
埋葬はどうするか?お墓は?遺言書は?

概ねそういうことである。
そこには明るい未来などない。


終活事業者は、終活して
残りの人生を楽しもうがキャッチフレーズなのだが
正直終活すると命を削られることは否めない。

言葉には気を付けなければならない。
終活は、正直言ってモチベーションを下げていく。
確かに生きるエネルギーを消耗させる。


私は約半年ほど終活の勉強をしていたが、
嫌気がさして学ぶことをやめた!
何故なら、終活には楽しさがないし、実に疲れる!


そこには人間の大事なものが抜けている。
モチベーションが剥ぎ取られる原因はそこにある。

老後を生きるには、終活よりもっと大事なことがある。
それは「死生観」を持つことである。
終活と死生観、これは同じようで全く意味が違う。

終活などおやめなさい!

私は声を大にして言いたい!
「終活など今すぐにおやめなさい」と・・・
何故なら、死生観には美学があるが終活に美学がない!

終活に美学がないのは当然である。
終活の事業者は終活をビジネスとして構築したが
そこには大事なものが欠けているから
本当に終活を必要とする人たちの心を動かすことはできない。

終活をした方がいいとは誰でもわかっている。
残していく家族に迷惑をかけたくない気持ちも分かる。
しかし、迷惑をかけてもいいという
信頼を残してあげる方が大事ではなかろうか・・・


終活という言葉が先行し、
なぜか実践する人が少ないのは
まだ自分は大丈夫という緩い考えがあるから・・・

残りの人生を腹を据えて生き切ろう!

人は生まれたら必ず死んでいく。
この間に自分はどう生きるか、どう在るべきかである。
しかし、後悔のない完璧な人生などない。

だから、今からやるべきことは
残りの人生を腹を据えてどう生きるか?
ではないだろうか?

腹を据えて生きていると、自ずと見えてくるはず。
わざわざ終活などしなくても、何が大事かが
心の底から湧きあがってくるのだ。

その気持ちは、子供がいる人は子供に伝わり
子供がいな人は信頼できる誰かに気持ちが伝わり
誰かがちゃんと最期を見てくれるのだから・・・

最後良ければすべてよし!
それが人生・・・


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